最近は格安リトルシガーに夢中です。
今回はなんと、まとめて三銘柄も買ってしまいました。
と言いますのも、品揃えの良い煙草屋さんが近所にないので、遠くの方まで行って買うしかないのです。
なので、一度行ったらあれもこれもと、ついついまとめ買いしてしまうのです。
その中のひとつが――。
CHAPMAN VANILLA(チャップマン バニラ)です!
ドイツの煙草で価格は370円。
普段でしたら間違いなくチャップマンオリジナルを買うのですが、煙草屋さんに「バニラ美味しいですよ。まるでスイーツですね」と言われました。
煙草がどうやってスイーツになるのか分かりませんが、このようなことを言われたら買わずにはいられません。
なんの躊躇いもなく「でしたら、それもお願いします」と買ってしまいました。
外観
とてもお洒落なデザインです。
文面にはマダガスカルバニラを使っていると書かれています。
マダガスカルバニラという品種のバニラなのか、マダガスカル産のバニラなのかは分かりません。
どちらにしても、マダガスカルという響きは高級感を感じます。
もしかしたら、ガラパゴスと同じような島だと思っているのかもしれません。
そこはかとなく漂う上品さ。
それが、とても豪奢な気持ちにさせてくれます。
喫味
すぅと吸い込むと煙草葉の甘味と薄いバニラの香りが口の中に広がります。
薄いバニラです。
前情報とは大分違うような気がします。
まるでスイーツと言われて買ったのですが……ほのかです。ほのか過ぎて味に集中しないと分からないほどです。
うーん、と首をかしげながら吸い続けていると――どこからともなく、濃厚なバニラの香りと甘味が押し寄せてきました。
驚きです。
この味はどこから来たのでしょうか?
もう一度、ゆっくりと吸ってみても喫味は普通です。
ですが、何度か吸っているうちに、ようやく気が付きました。
唇をぺろりと舐めたときに濃厚な喫味になるのです。
これは、フィルターに甘いバニラが塗られているのでしょうか?
少しはしたないのですが、フィルターを舐めてみると、とても濃厚で甘いバニラの味がしました。
とても美味しいです!
なるほど! といたく感心したのですが――新しい謎が生まれてしまいました。
これは、どのように嗜むのでしょうか?
吸って、ぺろり、吸って、ぺろりを繰り返すのでしょうか?
それとも、ある程度嗜み終えてから唇をぺろりとするのでしょうか?
うーん。
どのような嗜み方が正解なのでしょう……。
結果
同価格帯にクールループドがいます。
方向性はまるで違うのですが、どちらも甲乙付け難いほど美味しいです。その時々の気分に応じて吸い分けるのも面白いと思います。
ですが、問題がひとつ。
チャップマンはフォルテと同じかそれ以上に入手するのが難しいと思います。
なので、常喫用ではなく、食後のスイーツとして一本だけ大切に嗜むというのが、正しいように思えます。