ダブルハピネス・オリジナル

雨がしとしとと降り続いています。
外に出るとなると億劫で仕方がないのですが、家にいるときは別です。雨音を聞きながら嗜む煙草は楽しくて仕方がありません。

そして、今回、優雅な時間を共に過ごすのが――。

DOUBLE HAPPINESS Original(ダブルハピネス オリジナル)!
直訳すると倍増する幸福です!

優雅さとは無縁そうです。
タンバリンを叩きながら迫ってくるような感じがして、なんだか落ち着きません。
優雅な時間を過ごすつもりが、陽気な時間になってしまいそうです。

本当に真面目に考えて付けた名前なのでしょうか?
生産国がインドネシアなので、勝手な想像ですが――。
「商品名どうする?」
「ダブルハピネスでいいんじゃね?」
「いいねー!」
と言った感じのノリで付けられていそうです。
――嫌いではありません。

ですが、もし、世界平和と人間の幸せを願って付けられたとしたら、とても失礼な想像をしたことになってしまうのですが、実際はどうなのでしょう?

なんにせよ290円という価格で、ひとつの幸せを満たしてくれたのは確かです。
更に喫味がよければ、もうひとつの幸せも訪れて、まさにダブルハピネス! となるのかもしれません。

外観

なんでしょうか。
全体的にときめきが足りません。
これは、デザインにお金や時間をかけずに中身で勝負をする商品を目指しているのでしょうか。
もし、そのようなコンセプトでしたらとても好感が持てるのですが……。
どうなのでしょう?

普通の紙巻煙草よりもほんの少し長く、細いです。
たとえ、どのようなパッケージデザインであったとしても、この色味は心に安らぎを与えてくれます。

また、写真では分かりづらいのですが、フィルターの付け根、青い部分に銀色の文字で「D.H.」と書かれています。
何か特別な意味でもあるのかな? と深読みしたのですが、すぐにダブルハピネスの頭文字だと気が付きました。
そのまんまですね。

喫味

すぅと吸い込むと、濃厚でまったりとした甘味が口の中に広がります。
とても煙草葉だけの甘味とは思えないのですが……。
煙草葉の甘味なのでしょうか?
いくら考えても答えはでそうにありません。
ただひとつ言えるのは、紙巻煙草はもちろん、今まで嗜んだどのリトルシガーよりも甘味が強い、と言うことです。

また、強い甘味以外にも二、三種類ほどの味がほんのりとします。
もしかしたら、煙草葉以外にも何かが入っており、それが甘味を出しているのもしれませんが、もちろんそれが何なのかは分かりません。

兎にも角にも、濃厚な甘味のある複雑な喫味の煙草となっております。

結論

若干、クドさを感じますが、なかなか満足できる喫味でした。
もちろん、同じ価格帯のフォルテやロックと比べても遜色はありません。
煙草代の節約を考えているのでしたら候補に入れても問題はないと思います。

ですが、他のリトルシガーと同じく入手するのは難しいです。
もし、見かけることがあれば試しに購入してみるのも一興かと思います。