キース・オリジナル

あまりにも暇な日曜日。
どうせ暇ならと、珪藻土コースターを水で薄めた漂白剤に漬けて綺麗にしたりしています。
漬けておく時間は二、三時間。

……また暇になりました。

なので、この持て余している時間を有意義に使おうと、まとめ買いした最後のリトルシガーを嗜みたいと思います。

それは――。
KEITH ORIGINAL(キース オリジナル)です!

ケルト語で「森」と言う意味だそうです。
他にもファミリーネームやファーストネームで使われることが多いのですが、あまり情緒を感じないので「森」と言う意味の方がいいな、と思っていたりします。

どうでもよい話ですが、ファミリーネームやファーストネームにも使われているということは、キース・キースさんが居るということになります。
日本で言えば森家の森さんでしょうか。
……本当にどうでもよい話ですね。

ちなみに、価格は400円となっております。
他のリトルシガーと比べると若干高いのですが、この価格差が喫味にどのような影響を与えるのか楽しみで仕方ありません。

外観

原産国は書かれていないので分かりませんが、バーコードの接頭辞は「900」なので販売元はオーストリアのようです。

オーストラリアではありません。
オーストリアです。

首都はウィーン。
名古屋と同じくらい喫茶店がひしめき合っています。
まず間違いなく、オーストリアの方々は喫茶店でコーヒーとザッハトルテを楽しみながら、キースを嗜んでいるに違いありません。

そう考えると、この煙草がとても高級な物のように思えてきます。

今までのリトルシガーと異なり、レギュラーサイズの煙草なので重厚感と言いますか、存在感が凄いです。

でも、箱にはスリムと書かれています。
どう見てもレギュラーサイズだと思うのですが……これは、スリムなのでしょうか?
それとも目の錯覚なのでしょうか?

なぜスリムなのか分かりませんが、一般的な紙巻煙草と同じ太さだと思います。

喫味

折角時間を持て余しているので、ウィーンの喫茶店にいるようなシチュエーションで嗜んでみたいと思います。

コーヒーはインスタントコーヒーです。
そして、ザッハトルテの代わりはチロルチョコです。

本場ウィーンとはかけ離れていますが気分的に盛り上がれば良いのです。
では、早速吸ってみます!

すぅと煙を吸い込むと、強いコクと甘味が口の中に広がります。
黒糖……なのでしょうか?

少し違うような気もしますが、黒糖という表現が一番近いと思います。
程よい甘さに重厚感のある喫味。
とても美味しいです。

コーヒーとの相性は抜群です。
ですが、煙草を嗜みながらチョコレートを食べるというのはタイミングが難しすぎて無理でした。

結論

格安煙草――とは言えませんが、普通の紙巻煙草よりも若干お得です。

節約という目的を考えれば、この煙草を常喫することはないと思います。
また重厚感のある喫味なので常喫するには重すぎかな? とも思いました。

ですが、たまに恋しくなることがあるのです。
なので、常喫すると言うよりも、のんびりとした時間を過ごすとき用に常備しておきたい煙草のひとつだと思います。

気分に応じてコーヒーとともに嗜む――。
とても豪奢な気持ちになれます。