レッドフィールド・ナチュラル

不要不急の外出を控えて早一カ月。
安い紙巻煙草でお茶を濁しながら、残り少ないシャグを大切に大切に嗜んでいたのですが、そろそろ限界です。
すっからかんです。

でも、煙草屋さんに行くわけにはいきません。
ここで行ってしまえば、今までの努力が水泡に帰してしまうからです。

なので、「てまきや」さんというネットショップで初めてシャグを購入することにしました。
6袋まででしたら280円の送料で配達していただけるそうなので、これはできるだけたくさん買わなければ、と好みのシャグはもちろんのこと新発売のシャグや物珍しいシャグを幾つか選び、買った次第です。

そして、今回ご紹介するのは、その中のひとつ。
レッドフィールド・ナチュラルです!

価格は500円!
ワンコインで買えるシャグを売りにしていますので、お買い得なのかなと喜び勇んでいたのですが内容量は20gと少な目。グラム単価で考えますと25円になります。
あまりお買い得とは言えません。

ですが、紙巻煙草と比べれば幾らかは安いような気がしますし、お試しで嗜むには丁度良い価格と言えます。

しかも、無添加で無着香。
煙草葉の風味を心行くまで堪能できそうな気がして、いつにもまして心が躍っています。

価格:500円
内容量:20g
グラム単価:25円

外観

このパウチを持ったときの心許無さ。
他のシャグでしたらみっしりと詰まっている感触があるのですが、これは明らかにスカスカしています。
とくに上下が!

これが20gの感触……などと物思いにふけりながらパウチを眺めていると、とても珍しいものを見つけました!
タールとニコチンの表です!

表にはフィルターの径、シャグの量、巻紙の種類が書かれており、それを参考にしてタールとニコチン量を算出するのですが――。

巻紙のTypeAとTypeBが何を指しているのか全く分かりません。
右側に小さく書かれている英文にも違いは書かれていませんので、もしかしたら煙草業界では一般的な言葉なのでしょうか?

ちなみに、タールの最高値は19㎎でニコチンの最高値は1.1㎎。
紙巻煙草を基準にして考えますと、相当重い喫味になりそうな気がしますので少しドキドキしています。

喫味

まず最初に巻き巻きしたいと思います。

使うフィルターは7.13㎜×20㎜。
巻紙は付属のもの。
フィルターの太さしか分かりませんので、それを参考に表を見てみますと――。タールは15mg~19㎎、ニコチンは0.9mg~1.1mgとかなり大雑把な値になってしまいます。
あまり正確ではありませんが目安としては十分です。

それでは、準備もできたことですし嗜んでみたいと思います。

煙草に火をつけ、軽く吸い込むと――。
とろりとした煙と共に煙草葉の甘味が口の中に広がります。
目安となっているタールやニコチンの数値を考えれば、吸い心地は軽やかであまり重さを感じません。

これは、美味しいです!

……美味しいのですが、あまりにも華やかさがありません。
いぶし銀とでも言うのでしょうか。
特筆すべき強い個性が見当たらないのです。

そのような意味で言えば、何か特別なときに嗜む煙草というよりも、普段から嗜む煙草という表現がぴったり当てはまる感じがします。

結論

ワンコインで買えるシャグというのはとても魅力的なのですが、グラム単価が少し高めなのが残念で仕方ありません。
これでもう少し安ければ……。
せめてグラム単価24.5円ほどにしていただければ……と思わずにはいられません。

とは言え、ほとんどの紙巻煙草よりは安いと思いますので、もしコンビニに置かれていたらら間違いなくこの煙草を購入すると思います。
煙草屋さんでしたらチェ赤を買ってしまいそうですが……。

無添加・無着香の純粋な煙草葉の風味と重めの喫気味が好きな方でしたら美味しく嗜むことができると思いますので、一度試してみてみるのも面白いかもしれません。