旅行先のファミリーマートで買った最後の煙草です。
今回紹介するのは――。
ブラックデビル・オリジナル！
価格は480円（現在は490円です）！
値札には「甘いココナッツミルクの味」と書かれていました。
はい。ココナッツミルク大好きです。
数年前、八丈島で飲んだマリブコークの甘くて南国感溢れる味を今でも覚えています。
まあ、マリブとコーラがあれば家でも作れるのですが……。
それでもやはり、雄大な景観を眺めながら嗜んだ方が美味しさも倍増するというもの。風情や情緒を味わうのも大人の嗜みなのかもしれません。
そんな思い出深いココナッツミルク。
その味を煙草で嗜めるなんて思いもしませんでした。
ですが、ココナッツミルクの煙草というのは美味しいのでしょうか？ なんとなく不安な気持ちもありますが早速見てみたいと思います。
外観
高級な葉巻の売り場に埋もれていたので、「葉巻に違いない！」と確信していたのですが、どうやら違ったようです。
箱の上部にしっかりとシガレットと表記されています。
よく確認もせず勢いに任せて買ってしまいました。
まあ、葉巻でなければ嫌だということはありませんので、これはこれで楽しめそうな気がします。
それにしても、オリジナルと書かれているのに着香しているというのは不思議でなりません。
オリジナルと言えば無着香と相場が決まっていると思っていたのですが……。どうやらその限りではないようです。
写真では分かりづらいかもしれませんが真っ黒です。
ここまで徹底して黒にこだわっている煙草を見るのは初めてかもしれません。
この色味を元に銘柄名を考えたのでしょうか。
それとも銘柄名を考えてからこの色味にしたのでしょうか。
どのような理由で真っ黒にしたのか分かりませんが、屋外で嗜めばとても目立ちそうな気がします。
喫味
真っ黒な煙草というものに若干の違和感を覚えますが、早速嗜んでみたいと思います。
煙草に火をつけ、軽く吸い込むと――。
甘いココナッツミルクの香りが口の中に広がります。
嗜む前まではココナッツミルクの牛乳割りを想像していたのですが、この喫味はココナッツミルクそのもの。牛乳の味は一切しません。
牛乳の味がする煙草とはどのようなものなのでしょう。と大きな勘違いをし喜び勇んでいた自分がとても恥ずかしいです。
このような恥ずかしさを乗り越え、もう一度吸い込むと――。
甘いココナッツミルクの香りとは別に独特のクセがある香りが鼻をくすぐります。
今まで嗅いだことない香りです。
少なくとも日本ではあまり馴染みがありません。
その香りの正体はまったく分かりませんが、あまり万人受けする香りとは言えないような気も。
ただ、これはこのような香りのする煙草と割り切ることができれば、とても美味しく嗜むことができます。
また、副流煙の香りは相当強いようで、周りの人から甘い匂いがすると言われました。
なので嗜む場所は多少選びそうな気がします。
結論
初めて嗜んだときは「うーん」と首を傾げるようなクセを感じましたが、吸い慣れるとその独特の風味も美味しいと思えるようになりました。
ただ、好き嫌いがはっきりと分かれる煙草だと思います。
なので、ココナッツミルクの甘い香りを心行くまで堪能したいという方は一度試してみても面白いかもしれません。
