EMILI MINI+は届いています。
けれど、今回嗜みますのはIQOSです。
IQOSは日本で一番普及している加熱式タバコです。喫煙者で知らない人はまずいないでしょう。とにかくとても有名です。
もちろん、わたしも知っています。
そして、節約とは無縁の存在だということも重々承知しております。それなのに何故IQOSなのかと申しますと――友人から譲り受けたからです！
まかり間違っても購入することはないと決めていたIQOSが我が家に来たのですから、これは試すしかありません！ とてもわくわくします。
外観
本体価格10980円です。
初期投資としてはかなり高めの物となります。
流石と言いましょうか、箱から溢れる高級感は伊達ではありません。
蓋を閉じるとパタンと小気味よい音を奏でます。磁石が仕込んであるのです！
あまりの心地良さに意味もなくパタンパタンと開け閉めを繰り返してしまいます。
伊達ではありません。
しかし、開閉を繰り返していてもレビューはできません。
ほどほどで切り上げて説明書を探してみます。
……説明書が見つかりません。
捨てられてしまったのでしょうか？
それとも最初から存在しないのでしょうか？
使い方はグーグル先生に訊ねれば良いので問題はないのですが、なにか釈然としません……。
気を取り直して写真を撮ります。
奇麗な写真が撮れました。
これでしたらIQOS３の良さを余すところなく伝えることができます。
誰も褒めてくれないので自画自賛していたところ裏蓋に違和感を覚えました。
もしかして、これ説明書じゃね？
慌てて確認します。
……説明書でした。
裏蓋にまで印刷を施すとは流石10980円！ と思っていたのですが、どうやら説明書だったようです。捨てられてもいなければ存在もしていました。わたしの早とちりだったようです、ごめんなさい。
悔い改め説明書を読破します。
――読み終わりました。
使い方は簡単でした。特に悩むことはなさそうです。
ヒートスティックの外観
IQOSだけでは煙草を吸うことができません。
IQOSで煙草を吸うにはヒートスティックが必要なようです。
そこで、近所のスーパーで購入してきました。
初めて知ったのですが銘柄はマールボロしかありません。
陳列棚を何度も見回しましたので間違いありません。マールボロしかないのです。
一応、フレーバーが何種類かあるようです。
――が、良し悪しの判断が全くできません。
例を挙げますと、レギュラー、バランスドレギュラー、スムースレギュラーの三種類があります。言葉の印象としてそこはかとなく理解はできます。しかし、これで好みの味を判断するのはとても難しいです。皆目見当が付きません。
このような時は一番無難そうな物を選ぶのが得策です。
無難そうで平均的。商品の試金石とも言える存在。それはレギュラーです。定番です。
価格は一律で500円でした。
紙巻煙草と大差はないようです。
むしろ普段吸っている煙草よりも高いです……。高嶺の花です。
喫味
使い方は簡単です。
ホルダーにヒートスティックを挿して、ボタンを長押しするだけです。
ボタンを長押ししますとホルダーが震えます。その後、もう一度震えたら喫煙ができるようになります。喫煙が終了する30秒前にも再度震えるようです。
では、初加熱式タバコに挑戦します。
待ち時間は２、３０秒ほどでしょうか？ すぐに吸えるようになりました。
軽く吸い込むと蒸したような煙が口に広がります。
IQOSは焼き芋のような香りとよく例えられますが、焼き芋感はとくに感じませんでした。煙感と刺激の少ない煙草と言った感じです。
煙をぷかりと吐きます。
紙巻煙草よりは少ないですが煙はしっかりと出ます。
あまり美味しいとは思いませんが面白いです。想像以上に煙草しています。
喫煙時間は３、４分でしょうか？ 説明書に記載がないので正確な時間は分かりませんが、短いなぁと思いました。少し物足りなく感じます。
結論
試す前から分かっていました。
IQOSは節約とは無縁です。つまり、わたしとも無縁です。
煙草代が紙巻煙草よりも高くなってしまいます。本末転倒です。
ですが、IQOS３は優れた機種です。
とても使い勝手が良いと思いました。
ちょっと一服したい時にヒートスティックを挿して吸う。火も使いませんし灰も出ません。吸い終えたらヒートスティックを抜いて捨てるだけです。とても手軽です。
喫煙時間や味に不満はありますが十分許容できました。
もし、ヒートスティックがもう少し安ければIQOSに移行しても良いなと思いました。
健康面や副流煙を意識している方でしたら一考の価値は十分にあると思います。
余談ですが、できれば名前を統一していただきたいです。
説明書には「たばこスティック」と書かれていますが、煙草の箱には「ヒートスティック」と書かれています。どちらが正解なのでしょうか？ 謎です。
