ヒーツ・ディープブロンズ

甘い物が飲みたいです。
リプトンのミルクティーか雪印のコーヒー牛乳が飲みたいです。
でも、この暑さのなか外に出るのは苦行でしかありません。行きつけのスーパーに行くなんて言語道断です。ありえません。

ですが、甘い物が飲みたいのです。
普段であればコンビニエンスストアで飲み物を買うという愚行は行いませんが、背に腹は代えられません。耐え忍ぶ心など微塵も持ち合わせていないのです。

わたしは意気揚々と近くのコンビニエンスストアに向かいました。

コンビニエンスストアでの行動パターンは毎回決まっており、まずレジ前の新商品コーナーを見てから目的の場所に向かうといった感じです。まあ、ほとんど興味のない物ばかりですが――今回は違いました!

HEETS(ヒーツ)です!
IQOS専用のヒートスティックです!
行きつけのスーパーでは売られていなかったのに、コンビニエンスストアで売られているとは――。

これは買うしかありません!

外観

ヒーツの価格は470円でした。
マールボロより30円も安いです。安かろう悪かろうでは困りますが、どのような物でも安いに越したことはありません。たとえ喫味が落ちようとも節約という野望がある限り我慢をするのはやぶさかではないのです。

しかし、30円分の費用を削減した影響なのかどうかは分かりませんが、箱からは光沢が消え、触り心地がツルツルからザラザラに変わり、中に入っている銀紙が普通の紙になっています。

――が、どれもこれも喫味には関係ありません。
むしろ温もりを感じるデザインと触り心地だと思います。

フレーバーはディープブロンズにしました。
と言いますのも、フレーバー名を読んでも味の想像できなかったのです。
なので店員さんに「普通のヒーツはどれでしょうか?」と尋ねたら、「ディープブロンズですね」と手渡されました。

ディープブロンズと言われても味の想像ができません。
ですが、わざわざ棚から出してくださったのでディープブロンズにした次第です。

喫味

すーっと煙を吸い込むと煙草特有の香ばしさと甘味が口の中に広がります。
煙草葉の甘味とは違う甘さだと思うのですが……どうなのでしょうか? どちらにしても、マールボロレギュラーに甘味はありませんのでディープブロンズ特有の風味だと思われます。

また、煙草葉が違うのか香料が違うのか分かりませんが、マールボロレギュラーの蒸したような味(IQOS臭?)はあまり感じられず、より紙巻煙草に近い喫味となっています。

店員さんの慧眼には感服です。
とても美味しいです。

もう、IQOSはこれで決まりなのでは? と思えるほど美味しく嗜むことができました。まあ、まだ二銘柄しか試していないので当てにはなりませんが……。

結論

喫味の想像ができなかったので全く期待はしていませんでした。
深い青銅という言葉で喫味を想像するのは無理です。嗜んでみても「この喫味はディープブロンズですね」とはなりませんでした。

しかし、それが功を奏したのかもしれません。
喫味に対する先入観がありませんので純粋に楽しむことができました。ただ、味の想像ができないので買う時に困りますが……。

マールボロよりも価格は安価になっておりますが、それでもまだ高いです。常喫している煙草よりも高いというのはお話になりませんが、ディープブロンズを嗜みIQOSの可能性を感じることができました。

まだ試したことのないフレーバーが沢山ありますので、今後も期を見て購入してみたいと思います。

余談ですが、ヒーツに心を奪われて本来の目的を忘れていました。再びコンビニエンスストアに行きリプトンのミルクティーを買ったのは秘密です。