最近は新発売の煙草が少なくて寂しい思いをしています。
コロナウィルスの影響なのでしょうか?
それとも禁煙ブームの影響なのでしょうか?
新発売の紙巻煙草や手巻煙草は数えるほど。
目につく新商品はプルームテックやらグローやらアイコスばかり。
このまま紙巻煙草や手巻煙草は忘れ去られ、消えてしまうのでは……と、ほんの少しだけ不安を抱いていたのですが――。
杞憂でした。
わたしの不安を余所に新発売のシャグが発売されたのです。
それが――。
バリシャグ・リッチ・バージニアです!
価格は1120円(40g)。
相も変わらず高価格帯のシャグです。
でも、美味しさはラウンデッド・バージニアとハーフスワレで立証されていますので何も心配はしていません。
むしろ心配なのは――。
またバージニアということ。
バリシャグシリーズは今現在、四銘柄発売されているのですが……その殆どはバージニア。
きちんと差別化ができているのか一抹の不安が残ります。
とは言え、久しぶりに発売された新商品ですので、どのような喫味がするのか楽しみで仕方ありません。
その喫味、心行くまで堪能したいと思います。
価格:1120円
内容量:40g
グラム単価:28円
外観
バージニア葉の色を表している――と思われるオレンジ色のパッケージは何処か地味で、どちらかと言えばリッチと言うよりも粗野に近い雰囲気を醸し出しています。
折角、リッチ・バージニアの名を冠しているのですから、もっと高級感のある豪奢なデザインにすれば良いのに――と少しばかり残念な気持ちになったのですが……。
パウチを開けて考えを改めました。
野性味溢れる太く刻まれた煙草葉!
パウチのデザインと同じくらい粗野な雰囲気を醸し出しています。
きっと、この煙草におけるリッチの解釈は、高級料理にキャビアを添えて食べると言うものではなく、瓶に入っているキャビアを直接スプーンですくって食べる――と言うものなのです!
たぶん……。
いずれにしてもこの太く刻んだバージニア葉を嗜むというのはとても贅沢なことに違いありません!
喫味
それでは早速、巻き巻きして嗜んでみたいと思います。
煙草に火をつけ、軽く吸い込むと――。
雑味のない爽やかな煙と煙草葉の香りが口の中に広がります。
これは――。
とても美味しいです!
ひとくち嗜んだだけで分かります!
煙草葉の刻みが太いので、もっと雑味が多く、苦味もあるのかなと思っていたのですが、実際の喫味は上品そのもの。
吸い心地の良さはもちろんのこと。
この煙草は着香でもされているのでしょうか? と疑いたくなるほど強い煙草葉の甘味を堪能することができます。
さすがリッチです。
その名に恥じぬ喫味を楽しむことができました。
結論
粗野なパッケージに野性味溢れる煙草葉。
その何とも言えない地味な印象からは想像もできないほど上品な喫味を楽しむことができました。
すこし重めの喫味ですが、クセらしいクセもありませんので誰でも美味しく嗜めるシャグだと思います。
初めて手巻煙草を試す方はもちろんのこと、既に手巻煙草を嗜み、美味しい煙草を探している方は是非一度試してみてください。
きっと上品で甘いバージニア葉を楽しむことができると思います。