新型コロナウィルスが流行してからというもの、あまり煙草屋さんに通えていません。
表向きはコロナが怖いからと言っているのですが……。
実際はオンラインショップの便利さに慣れてしまい、足を運ぶのが億劫になっているだけという何とも情けない理由なのです。
でも、このままではいけません！
楽に慣れてしまうと人は成長しないと誰かが言っていました。
だらけにだらけた心身を奮い立たせ、この寒空のなか購入してきたのが――。
バリシャグ・ラウンデッドバージニアです！
価格は1120円（40g）。
最近はグラム単価が26円前後のシャグしか購入していません。
なのでグラム単価28円ともなれば最早高嶺の花。
一応、煙草代の節約を心がけている身の上ですので、どんなに素晴らしい喫味であったとしても常喫する煙草にはならないのです。
でも、それほど素晴らしい喫味であれば、すこしだけ豪奢な気持ちになりたいときに買ってしまいそうな気も……。
どちらにしても、せっかく寒空のなか買ってきた高級なシャグですので、これから嗜むのが楽しみで仕方ありません。
価格：1120円
内容量：40g
グラム単価：28円
外観
真っ赤なパウチの内側にこの煙草の説明が書かれていました。
内容を要約しますと「主に乾燥処理をしたバージニア葉を使っているよ。あと少しスパイシーな喫味を出すためにオリエンタル葉も追加したよ」と言った感じでしょうか？
他にも「簡単に巻けるように細かく刻んでいるよ」とか「煙草葉を高地に植えて長い時間をかけて育てているよ」とか「煙草葉は手摘みで、茎もきちんと取り除いているよ」と、まるで高級な茶葉の説明を読んでいるような錯覚に陥ります。
そこから見える真意は――。
強いこだわりと自信を持って最高品質の煙草葉を提供している！ と言うことに違いありません。
とても期待してしまいます。
喫味
それでは早速、嗜んでみたいと思います。
煙草に火をつけ、軽く吸い込むと――。
まったくクセを感じさせない柔らかな煙が、煙草葉の甘味と旨味を口の中に運びます。
――なんでしょう。
最近はハーフスワレ系のシャグばかり嗜んでいましたので、ひさしぶりに煙草然とした王道の喫味を嗜んでいるような気がします。
それは、どこか懐かしいような。
心が落ち着くような。
なんとも言えない居心地の良さを感じます。
それが、このシャグの喫味からくるものなのか、それとも久しぶりにハーフスワレでも着香系でもないシャグを嗜んだからなのかは分かりませんが……。
どちらにしても、これは――。
とても美味しいです！
ずっしりとした重い喫味に煙草らしい香り。
そのあまりにも安定した喫味故に強い個性こそ感じませんが、それでも十分満足できる美味しさを提供してくれます。
もちろん個性の塊とも言えるハーフスワレ系のシャグや着香系のシャグも良いのですが、このバリシャグ・ラウンデッドバージニアのように王道とも言えるシャグがあるからこそ個性的な煙草も引き立つのかもしれません。
結論
久しぶりに嗜む普通の煙草は、とても美味しくて思わず郷愁に駆られてしまいました。
まさに万人受けする煙草だと思います。
ただ、価格が……。
煙草代の節約をまったく考えていないのでしたら気にするほど高い煙草というわけではないのですが、節約を心がけていますとどうしても気になってしまうのです。
なので常喫とまではいきませんが、美味しい煙草を嗜みたいなあと思ったときにまた買ってしまうかもしれません。
そして、それはそう遠くないような気がします……。
誰でも安心して嗜むことができるシャグですので、興味のある方はもちろんのこと、紙巻煙草から手巻煙草に移行しようかなと思っている方も是非試してみてください。
きっと格別な喫味を堪能することができると思います。
