立秋過ぎて涼風いたる。
古来より8月7日、8日を立秋と呼び、それを過ぎると涼しい風が立ち始めるよと言われているのですが……。
未だに涼風が立つ気配がありません。
むしろ立ち込めるのは室外機の熱風ばかり。真夏日と比べれば幾分か涼しさ増しているものの、まだまだ残暑は続きそうな気がします。
なので少しでも涼を取ろうと思い、買って来たのが――。
キャメル・シガー・メンソール・ベリーカプセルです！
価格は360円。
キャメルシガー初のカプセル系煙草です。
普段でしたら迷うことなく小躍りしているところなのですが、今回はスンとした面持ちで煙草を眺めています。
と言いますのも、キャメルシガー・メンソールは既に嗜んでいますし、ベリーカプセルも何となく香りが想像できてしまいます。あまり目新しさがないと言いますか、きっとこのような喫味なのだろうなと容易に想像できてしまい、あまり心が躍らないのです。
しかし、今回の目的は涼をとること！
もしかしたら経験したこともないようなベリーの香りを楽しむことができるかもしれません。
そうなればいいなあという淡い期待を胸に抱いています。
ちなみに、このベリーカプセルシリーズが発売されたことにより、キャメルシガーは全部で11銘柄になりました。
着実に増えています。
外観
キャメルシガー・メンソールのパッケージにカプセルのマークを申し訳程度に付け足したデザインです。
一見すると手抜きのようにも見えるのですが……。
これは既に発売されているキャメルシガー・メンソールにベリーカプセルを追加した煙草ということで、敢えて同じデザインにしたのでは――と前向きに考えてみたのですが、やはりクールループド・サングリアのように色分けをしていただけたらなあと思わずにはいられません。
コンビニで購入するときに探すのが大変です……。
喫味
それでは早速、カプセルを潰して嗜んでみたいと思います。
煙草に火をつけ、軽く吸い込むと――。
強めのメンソールに爽やかなベリー系の香り、そして微かに漂うキャメルシガー特有のコクが口の中に広がります。
ちなみにベリー系の香りとお茶を濁したような表現をしているのは、なんのベリーなのか見当も付かないからです。
ブルーベリーが入っているような気もしますし、ラズベリーが入っているような気もします。他にも1、2種類ほどベリー系の香りを感じるのですが……。
わたしの嗅覚では判別することができませんでした。
でも、これは――。
美味しいです。
ただ……。
その大半はキャメルシガーとメンソールによるもの。
ベリーカプセルはあまり期待に応えてくれたとは言えず、ジョーカー・トリックメンソールを嗜んだときに感じた驚きはありませんでした。
もしかしたらカプセルを潰さずに嗜んだ方が美味しいのでは――と思い。
実際に嗜んでみたところ、ベリーがほのかに香るキャメルシガー・メンソールになりとても美味しく嗜むことができました。
よくよく考えてみますと潰しても潰さなくても楽しめるのがカプセル系煙草の醍醐味ですので、その時々の気分によって吸い分ければ良いような気がします。
結論
潰しても美味しい！
潰さなくても美味しい！
一挙両得の面白い煙草でした。
わたしはカプセルを潰さずに嗜む方が好みなのですが、それでも喫味に飽きてきたなあというときにカプセルを潰すだけで喫味を変えることができるのですから、キャメルシガー・メンソールを買うよりもお得なのかもしれません。
価格も同じですしね。
既にキャメルシガー・メンソールを嗜んでいる方はもちろんのこと、他にも興味を抱いた方は是非試してみてください。
まだまだ暑さが残るこの季節にちょっぴり清涼感をもたらしてくれると思います。
