セブンスター・ニッポンリーフ・ダルマ

日本で一番売れている煙草と言えば――。

そう!
セブンスターです!

一時期はメビウス(旧マイルドセブン)にその座を奪われていたものの、再び首位を奪還し、現在でも一位に君臨し続けています。

なので名前は当然知っているのですが……。
あまりご縁がなかったようで一度も嗜んだことがありません。
むしろ大人の男性が嗜む――とくに張り込みをする刑事が徹夜明けの早朝に美味しそうにくゆらせる煙草という認識すら抱いており、わたしの人生で嗜むことはないのだろうなあと薄々思っていたのです。

でも、人生どう転ぶのか誰にも分かりません。
嗜むことはないと思っていた煙草が、今私の手の中にあるのです。

だって、今回ご紹介するのは――。
セブンスター・ニッポンリーフ・ダルマなのですから!

価格は530円です。
本家よりも20円ほどお高いのですが――。
このニッポンリーフ・ダルマは、セブンスターに江戸時代から約400年受け継がれてきた達磨葉をブレンドした煙草なのです。
しかも数量限定販売ですので、多少価格が高くなってしまうのは致し方ありません。

欲を言えば達磨葉100%で嗜みたかったのですが……。
それでも初めてのセブンスターと達磨葉。その両方を楽しむことができるのですから嬉しくて仕方ありません。

銘柄:セブンスター・ニッポンリーフ・ダルマ
価格:530円
タール:14mg
ニコチン:1.2mg

外観

達磨葉の由来は、煙草葉を栽培していた下野国(現在の栃木県)のお寺の住職がダルマに似ていたという説と煙草売りの荷車に大きなダルマが置かれていたという説があるのですが……。

どちらの説であったとしても、このパッケージに描かれているダルマの顔ではないと思います。
住職さんでしたら絶対に悟りを開いていないのだろうなと思いますし、煙草売りの荷車に置かれていたら怖すぎです。
怒りすぎです。

このような表情ではなく、普通に真ん丸な目をした可愛らしいダルマのイラストで良かったのでは? とつい思ってしまいました。

フィルター部分に「達磨」と印字されています。

今更なのですが「達磨」と書いて「ダルマ」と読みます。
お恥ずかしながら、わたしはずっと「タツマ」だと思っていました……。

喫味

比較するためにオリジナルのセブンスターも一緒に買ってきました!
やはり両方嗜まなければ違いは分かりません。

この感想を書く前に本家のセブンスターを既に嗜み終えていますので、さっそくセブンスター・ニッポンリーフ・ダルマを嗜み、喫味を忘れる前に吸い比べをしてみたいと思います。

煙草に火をつけ、軽く吸い込むと――。
なめらかな煙に甘いバニラを思わせる香り。そして、プラム(?)のような洋酒のような何とも形容し難い香りが口の中に広がります。

これは何の香りなのでしょうか?
とりあえず、これが近いようなと思ったプラムや洋酒を挙げてみたのですが、あまりと言いますかまったく自信がありません。

でも――。
これは美味しいです!

強く吸い込むと苦味や辛味が顔を覗かせるのですが、ゆっくり吸い込むと喫味がより鮮明になります。

ただオリジナルとの違いがあまりないような気も……。
あえて違いを挙げるのでしたら、ダルマの方は煙がまろやかで若干コクが強いような――と言った感じです。
驚くほどの大きな違いはありません。

でも、約400年の歴史がありますし、数量限定ですし、紙巻煙草で貴重な達磨葉を嗜む機会はほとんどありませんので、違いは分からずともその雰囲気を楽しむことは十分にできました。

また、これを期に初めてセブンスターを嗜むことができましたので、とても良い経験をしたのかなと思いました。

結論

ピース・バージニアリーフの吸い比べをした時にも思ったのですが、既存の銘柄の煙草葉を別の物に変え、その喫味の違いを楽しむという試みはとても面白いです。
まあ、今回は違いがあまり分からなかったのですが……。
それでも十分楽しむことができました!

ですが吸い比べの欠点として、ここが違うのかな、あそこが違うのかなと交互に何回も嗜みますので、最初の方は楽しくても後半になると少しだけ気分が悪くなったりしてしまいます。

なので興味のある方は体調に気をつけて、無理なく自分のペースで楽しんでいただけたらな、と思っています。