クール・ループド・サングリア

サングリア!
そのお洒落な名前のお酒を嗜んだことはありませんが、きっと美味しいのだろうなと朧げながらに思っています。
ですが、運命の悪戯故かはたまた巡り合わせの悪さ故か未だに出逢ったことがありません。

簡単に作ることもできるのですが……。
それをやってしまうと酒税法違反になってしまうそうです。
まあ、酒税法がなかったとしても市販の物を買った方が価格も安いですし、品質も良いと思いますので、自分で作ることはないのだろうなと容易に想像することができるのですが――。
それでも購入したことがないのです。

なぜここまで縁がないのか分かりません。
でも、今回は少しでもお近付きになれればと思い、サングリア味の煙草を買ってきました!

それは――。
クール・ループド・サングリアです!

価格は360円。
発売日は3月17日でしょうか。
フィルターにカプセルが入ったリトルシガーです。

カプセル入りの煙草はジョーカーのジンライムカプセルがとても美味しかったので、この煙草も美味しいに違いないと期待しています。

外観

クール・ループドと言えば可愛らしいペンギン!
――と思っていたのですが、サングリアのペンギンはシマウマのような柄に紫色という、とてもサイケデリックなデザインになっています。
どこからどう見ても可愛さとは無縁。
むしろ不気味なくらいです。

でも、「Looped」の横に描かれている卵は、このペンギンの形をした何かが産み落としたとは思えないほど可愛らしいです。

北海道と可愛らしい卵がフィルターに描かれています。
この絵を見るまで忘れていましたが、クール・ループドと言えば北海道産のミントを使っているのです!
これが最大のセールスポイントと言っても過言ではありません。

そして、ここを押してねと言わんばかりの卵のイラストは、遊び心があってとても好感が持てます。

喫味

感想を書くのでしたら、まずはカプセルを潰さずに嗜み、その後でカプセルを潰して嗜んだ方が良いのかもしれません。
――が、やはり最初からサングリアのフレーバーを思う存分楽しみたいと言う葛藤もあるのです。
きっとブリティッシュアメリカンタバコ社もそれを強く推奨しているに違いありません。
なので、一本目から卵をぷちりと押し、カプセルを潰してから全力で嗜んでみたいと思います。

それでは、早速。
煙草に火をつけ、軽く吸い込むと――。
爽やかなメンソールと甘い果物のようなベリーのような香りが口の中に広がります。

カプセル入りの煙草の宿命なのですが、煙草葉の味が香料で消えてしまうので純粋に煙草として楽しむことはできません。
なので美味しいかどうかの基準は、その香料が好きかどうかによるところが大きいのです。

そのような意味で言えば、あまり好みの喫味ではありませんでした。

そもそも、これをサングリアと認識しても良いのでしょうか?
本物のサングリアを嗜んだことがないので何とも言えませんが、なにかが違うような気が……と、わたしの直感が訴えています。

どちらかと言えば、お菓子やガムの香料に近いような?

結論

残念ながら、わたしの好みとは合致しませんでした。

決して不味い煙草と言うわけではありません。
メンソールの清涼感と果物のような甘い香りが好きな方でしたら楽しむことができると思います。

ただ、純粋に煙草葉の味とメンソールを堪能したいという方には無印のクール・ループドの方が無難ですが、折角の新商品なので一度嗜んでみるのも面白いかもしれません。