フィリップモリス・14・KSボックス

このブログを初めてからというもの、煙草関係のニュースをよく読むようになりました。
新発売の煙草はないか、煙草が増税されないかと日々目を光らせていたのですが――。

なんと!
わたしの水も漏らさぬほど完璧な監視網をくぐり抜け、いつの間にか新発売という銘を打って販売されていた煙草がありました。

それは――。
フィリップモリス・14・KSボックス(レッド)です!

価格は380円!
しかも、5、6年前に廃止された銘柄の復活というとても嬉しい出来事なのですが……。あまり話題性がないようで、コンビニでもレジ前に陳列されるどころか新発売の表記すらありません。
その様相は、まるで古参の如く極自然な状態で煙草棚に並んでいたのです。

フィリップモリス社がIQOSに力を入れるのは分かるのですが……。
折角復活したのですから、もう少し宣伝をすれば良いのにと思わずにいられません。
可哀相すぎます。

外観

昔のデザインよりも豪奢になっています。
以前のシンプルで味気ないデザインも良かったのですが、こちらのデザインの方がどことなく高級感があり何か特別なものを手にしたような気持ちになります。
とは言え、価格は380円なのですが……。

そして、最上部に鎮座している紳士。
社名と同じ名前の銘柄に、どこの誰だか分からない方を載せるとは思えませんので、この方は間違いなくフィリップ・モリス氏だと思われます。

ちなみに、まったく関係のない話なのですが、煙草の警告文が大きくなっていることに今更気が付きました。
いつから変わったのでしょう……。

写真だととても見づらいのですが、フィルターにもフィリップ・モリス氏が鎮座しています。
一見するとサーカスの広告のようにも見えるのですが……何をイメージしてこのようなデザインにしたのか皆目見当がつきません。

……。
色々と想像を膨らませてみたのですが、やはり分かりませんでした。

紙巻煙草を購入したのに紙巻煙草を全否定する内容の中紙です。
まあ、IQOSはフィリップモリス社の製品なので、隙あらば宣伝をしたいという気持ちは痛いくらい分かるのですが……。
なにも紙巻煙草の箱に忍ばせなくても良いのではと、ついつい思ってしまいました。

喫味

旧フィリップモリスを嗜んだことは一度もないので、新旧の喫味の違いを比べるという興を催すことができません。
とても口惜しいのですが、致し方のないこと。
せめて、新フィリップモリスの味を心行くまで堪能したいと思います。

それでは早速。

煙草に火をつけて、軽く吸い込むと――。
軽やかな煙とともにバニラの香りと甘味が口の中を満たします。
タール値が14㎎と書いてあるのですがあまり重さを感じません。むしろ、軽やかで品のよい喫味を楽しむことができます。

これは、美味しいです!

価格が価格なのであまり期待はしていなかったのですが、この喫味でしたら十二分に満足することができます。

また、これといった不満という不満も見当たりませんので、紙巻煙草を嗜みながら節約をしたいと思っている方――。とくにウィンストン・キャスターホワイトやピースを嗜んでいる方でしたら違和感なく移行できそうな気がします。

なぜ、これほどの喫味の煙草を380円で販売できるのか分かりませんが、とても満足できる喫味でした。

結論

今回はフィリップモリスのレッドを紹介しましたが、他にもブルー、シルバー、メンソールなども同時発売されています。
もちろん全て380円です。

わたしはレッドしか嗜んでいませんが、おそらくどの商品も価格以上の喫味を提供してくれるに違いありません。
なので、紙巻煙草を購入する機会があればフィリップモリスシリーズを順番に制覇していこうかなと思ったりしています。

喫味もさることながら、このお値段はとても魅力的なのです!