プエブロ・ナチュラル

ヨーロッパで一番人気のある無添加シャグと言えば――。
プエブロのようです。

この情報がいつのものなのか分かりませんし、未だに一番人気なのか分かりませんが、最低でも一度は頂点に君臨したのです。
これを嗜まないなんて愛煙家の名折れもいいところ。
買うしかありません!

急いで煙草屋さんに向かい陳列棚に目を向けると、可愛らしい色味をしたプエブロのパッケージが四種類。

これは困りました。
どれを見ても「プエブロ・ナチュラル」としか書かれておらず、フレーバー名すら分かりません。一応、パッケージの色で区別はできるのですが、それぞれの特徴がどこにも書かれていないのです。

なので考えに考えた結果、一番普通そうな雰囲気を漂わせているクリーム色のプエブロを買いました。

価格:720円
内容量:30g
グラム単価:24円

外観

パステルカラーのとても愛らしいパッケージからは、「自然派ですよ」とか「無添加ですよ」というメッセージを読み取ることができます。

そして、銘柄名はプエブロ。
アメリカ南西部のインディアンの集落を指す言葉だそうです。
無添加紙巻煙草のアメリカンスピリットもインディアンをモチーフにしているので、欧米の方々にしてみれば、インディアンと言えばナチュラル指向という印象がとても強いのかもしれません。

言われてみれば確かにと頷けるのですが……。
あまり馴染みがないので、言われなければ気が付かないような気がします。

喫味

巻き巻きするために煙草葉を摘まむと乾燥しているのが分かります。
今迄の煙草葉は、朝露に濡れた土のようにしっとりとしていたのですが、プエブロはどことなくカサカサしています。
これは無添加なので仕方がありません。
乾燥しすぎて粉になっていたら困りますが、そのようなこともなく、巻きづらいということもないので、とくに気にする必要はなさそうです。

それでは、巻き終えたのでヨーロッパで一番人気のシャグを嗜んでみたいと思います!

煙草に火をつけ、軽く吸い込むと――。
まったりとした煙が甘い煙草葉の香りとナッツのような香ばしさを運んできます。
若干の辛味を感じますが、これは乾燥しているからでしょうか?

でも、美味しいです!

これと言って尖った部分はありません。
なので驚きもなく、感動もなく、ただ煙草を嗜んでいるという感覚を楽しむことができます。

この安定感がプエブロの人気の理由なのかもしれません。
奇をてらったものよりも普通が一番なのです!

結論

どこの国であろうと、その国で一番人気がある煙草と言われれば試さずにはいられません。
中には個性的すぎて「なぜこれが一番人気なのでしょうか?」と首を傾げることもあるのですが、大抵は万人受けするものが多いように思えます。
プエブロも例に漏れず普通の煙草として美味しく嗜むことができました。

好みの差はあると思いますが、この喫味が嫌いな人はあまりいないと思います。
なので、紙巻煙草から手巻煙草に移行するときや、どのシャグを買おうかと悩んでいる時の候補に入れても良さそうな気がします。